【体験談】薬剤師の転職失敗談|1年目で退職&派遣薬剤師を選んだ理由とは?

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【体験談】薬剤師1年目の転職失敗談|派遣薬剤師を選んで気づいた落とし穴

「薬剤師 転職 失敗」「薬剤師 1年目 転職」で検索している方の多くは、今の職場に不安や不満を抱えているのではないでしょうか。
私自身も社会人1年目で転職を経験しましたが、正直「失敗したな」と思うことが多くありました。

今回はそんな私の薬剤師転職失敗談をお伝えします。
これから転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。

◆1回目の転職はコロナ禍

新卒で入った職場では、人間関係や労働環境にどうしても耐えられず…。
さらに、当時付き合っていた彼氏と同棲するために県外へ引っ越す必要もあり、思い切って転職を決意しました。

ただ、薬剤師1年目での転職は正直かなり不安でした。
「すぐに辞めたらもう就職できないのでは?」という気持ちが強く、当時は毎日モヤモヤしていました。


◆腰を据えるより「つなぎ」で派遣を選択

当時はコロナ禍という特殊な状況だったこともあり、まずは引っ越しを優先。
「腰を据えて正社員」というよりも、安定するまでの“つなぎ”として派遣薬剤師を選びました。

結果として薬剤師1年目でも派遣先はすぐに見つかり、時給も想像以上に高い薬局で働くことができました。
正直、「1年目でもこんなに高い時給で働けるのか!」と驚いたのを今でも覚えています。


◆派遣薬剤師を選んで「失敗したな」と思ったこと

派遣薬剤師として働き始めてすぐに感じたのは、即戦力を強く求められるという現実でした。
薬剤師1年目で基礎的な経験しかなかった私にとって、これは正直かなりハードルが高かったです。

特に印象に残っているのは、派遣先の管理薬剤師から言われた一言。

「あなたの経験値では、派遣は選択しない方がいいと思う」

当時はその言葉にとても傷つきました。
「そんなことは言われなくても自分でよくわかってる!だからいったん派遣で働いて、腰を据えて働ける職場を探しているのに…」と心の中で叫んでいました。

今思えば、その管理薬剤師も私の将来を心配してくれていたのだと思います。
ですが当時の私は焦りと不安でいっぱいで、素直に受け止める余裕はありませんでした。


◆社会人1年目、転職を甘く見ていたと痛感

さらにもう一つ痛感したのは、派遣薬剤師としての勤務も職歴としてカウントされるという点です。

つまり、履歴書や職務経歴書では「職場を転々としている人」というイメージを持たれやすくなります。
その結果、実際のスキル以上に「定着力がない」「長期的に働けない人」と見られてしまい、書類選考の段階で落とされることもありました。

当時は「派遣ならつなぎになる」と安易に考えていましたが、長期的にキャリアを考えると大きなデメリットになり得るのだと実感しました。


◆失敗談から学んだこと

この経験を通じて学んだのは、転職は目先の条件(時給や勤務地)だけで選んではいけないということです。

派遣薬剤師は一時的には高収入で助かりますし、引っ越しや家庭の事情で短期間だけ働きたい人には有効な選択肢です。
しかし、長期的にキャリアを築きたい人が安易に選んでしまうと「転職回数が多い人」というレッテルを貼られ、次の転職で不利になる可能性があります。

だからこそ、これから転職を考えている薬剤師の方にはぜひ、

  • 今だけでなく将来のキャリアを見据えて判断すること
  • 自分一人で判断せず、転職エージェントなどプロの意見も活用すること

を意識してほしいと思います。


◆まとめ

社会人1年目での転職、そして派遣薬剤師の経験は、私にとってまさに「転職失敗談」でした。
ですがその失敗があったからこそ、キャリアをどう積み上げるべきか真剣に考えるようになったのも事実です。

これから転職を考えている薬剤師の方は、私の失敗を反面教師にして、長期的な視点で転職活動を進めてください。

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